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本紙には全体的にシミ・虫食い、蝶番も虫食いや破れが多く、かなり傷んだ状態でした。
屏風から本紙を取り外します。 元の屏風は使えないので切って取り外しました。
しみ抜き 取り外した本紙のしみ抜きをします。
きれいになりましたが、しみ抜きではよく乾いたタオルで水分を取り除く作業が多いので手のひらの皮がめくれてしまいました(--;)
しみ抜きした本紙の元の裏打ちをめくりましたが、虫食いが多かったので、画仙紙で裏打ちしました。
下張作業の写真を撮り忘れてしまったのですが、 下張・太鼓張り・みのかけ・みの縛り と、4回通り下張しています。
通りつき 下張した6枚の下地を同じ大きさに揃える作業。1枚目から6枚目まで全く同じ大きさに揃えるには経験や技術が必要です。
蝶番の下準備。
この後、この上から紙をかぶせ蝶番完成。
石州代用でウケをかける。
表には本鳥の子。裏には本絓。
幅二分で本金の裂地を回す。
屏風の外周に上遠州の裂地を張っていく。
位置を決め、6枚の本紙を張る。 あとは縁を打ち、完成。
完成 一つ一つの工程を丁寧に仕上げました。
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本紙には全体的にシミ・虫食い、蝶番も虫食いや破れが多く、かなり傷んだ状態でした。