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本紙補修

本紙補修

本紙の修復について

 直そうとお考えの作品の本紙の状態が大きく破損していたりでもなければ、大抵のものは直すことができます。
 紙や絹のない部分を補ったり、しみ抜きの作業には大変な気遣いや手間がかかります。
 手間がかかれば当然費用もかかりますが、丁寧に説明してもその部分はお客様からは見えず、所見でわかりにくいこともあるので、後で「これだけ手間がかかりました」と言ってもご理解いただきにくいものです。

 少しでもご理解いただくために、こちらでは本紙修復の際に必要な工程と費用について記載します。
 とはいえ本紙の傷み具合はそれぞれなので、目安としてご参考にしていただければと思います。

 尚、当店では基本的に欠損している部分に補筆するといったことは致しません。

しみ抜きの工程

1 まず本紙(画面部分)を掛軸や額縁、屏風などから外します。

2 本紙を全体が浸かるタライで水に晒し、表面についた埃や汚れを落とします。

3 一度素干しし、色落ちしそうな箇所などないかチェックします。

4 色落ちしそうな箇所があれば、色留めを行います。

5 色留めした箇所が乾いたら、もう一度タライにで水に晒します。

6 水を抜き、しわができないように水分を取ります。

7 専用の薬品@を全体にかけ、別の薬品Aで流します。しばらく薬品Aに浸けた後、しっかりとぬるま湯で流します。

8 本紙を強い酸性の薬品でシミを抜いているので、アルカリ性の薬品Bに浸けて中和します。

9 しばらく浸けた後、水分を取り素干しして完了です。

※ 一度で充分でない場合は4から繰り返します。
※ あまりきれいにしすぎない方がいいものは薬品@の濃さで調節します。

しみ抜き 料金(紙本)

色紙サイズ    ¥5,000

半紙(約24.3cm×33.4cm)・四半切<八つ切>(約17.5cm×68cm)    ¥7,000

半切(約34.5cm×136.5cm)    ¥15,000

全紙(約69cm×136.5cm)    ¥20,000

上記各サイズを目安にしていただければ参考になるかと思います。

また近年、裏打ちに化学糊を使用しているものが多くあります。
化学糊を使って裏打ちしてあるものはしみ抜きに大変手間がかかりますので、追加費用が必要になります。
こちらに関してはめくってみないとわからず、見積もり通りといかない場合がありますのでご了承ください。


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